漂流三部作

江戸末期に興味をもったきっかけは、三浦綾子の「海嶺」でした。
この時代に海外に漂着する日本人が多いことを知り漂流に興味がわきました。
津本陽の「椿と花水木」吉村昭の「アメリカ彦蔵」と立て続けに読みました。
この3作は外国に漂着した人を扱った作品です。3作ともおもしろく長編
小説ではありましたが一気に読んでしまいました。勝手ながら「漂流三部作」
と呼んでいます

海嶺の主人公が他の2作品に登場します。違う作者に同じ人物が描かれている
こともおもしろかったです。「海嶺」の主人公がその後どうなったのかを知る
ことになり再会に感激しました。

同じ時代を読むつれ、モリソン号事件をはじめ鎖国という時代背景についても
もっと知りたくなったのです。